第33回お題
7つのコーチングステップ~その5「具体的なアクションプランを立案させる」
部下の抱える課題とそれを実施するために障害を明確にさせ、さぁ実行するのみとなった際に、やみくもに進めても高い成果は期待できません。そこで、進捗管理ができるように具体的なアクションプランの立案が必要ですが、そのためにも質問力が効果を発揮します。
- 課題が明確になれば、それをどうやって解決するかを考えます。徹底的にリアリティを持って具体的な方策のもとアクションプランを立案することが重要です。ここでも、『じゃあ、こうしなさい!』と指示することがないように注意してください。自ら立案したプランを自らの責任で遂行する。これが大きな達成感をもたらします。そのためには質問力が必要です。万が一、立案できない場合は少々誘導してあげても構いません。
- 課題が明確になれば、それをどうやって解決するかを考えます。徹底的にリアリティを持って具体的な方策のもとアクションプランを立案することが重要です。ここでも、『じゃあ、こうしなさい!』と指示することがないように注意してください。自ら立案したプランを自らの責任で遂行する。これが大きな達成感をもたらします。そのためには質問力が必要です。万が一、立案できない場合は少々誘導してあげても構いません。
◆部下のアクションプラン策定に役立つ
- 1.客観的に自分の状態を見つめさせる
- 部下の状態を客観視させることで課題を明確にし、気持ちをリセットさせる質問
- (1)今の自分の状態は100点満点中何点かな?
- (2)今日は思いきり仕事に立ち向かえる状況にあるかな?
- 2.思考の枠を広げさせる
- 部下の思考が行き詰まった時に使うと効果的。違った視点や新たなアイディアを引き出せる質問
- (1)今の1/2の時間で仕事を完遂するためにはどうすればいい?(時間を変える)
- (2)君が上司だったら、部下にどのような助言をする?(立場を変える)
- 3.意志・行動を確認する
- 部下の自発的な意志や行動を問う大切な質問
- (1)君は、どう考えているのかな?
- (2)君は、どうしたいのかな?
- 4.優先順位を決める
- 課題や解決策のアイディアを列挙し、優先順位を明らかにさせて、行動に結びつけること
- (1)最も大切なことは何かな?
- (2)最初に手がけるべきことは何かな?
- 5.実行する意志を適宜確認する
- 実行する意志と具体的な計画を認識させるための質問
- (1)本気でやる意志がありますか?(やるでしょ!)
- (2)いつから手がけますか?(今でしょ!)
オープンクエスチョンは状況を聞くのではなく、覚悟と行動を促すものであるべき!
コーチングの本来の目的は部下の自発的な行動を引き出すことにあります。そのために、部下自身の心のうちをさらけ出す『オープンクエスチョン』はコーチングにとって肝要なのですが、このオープンクエスチョンの使い方そのものを間違えると機能しません。そう、言い訳や状況説明ばかりする部下には・・・『君はどうしたいのかな?』このひと言で覚悟と行動を誘発するように質問にも磨きをかけてください。
次回7つのコーチングステップSTEP.06 定期的に進捗状況を共有するについて考えてみましょう。
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