飲食業界で働く方の多くが目標にする「独立開業」。
独立すると決めてから実際経営に至る中で起こる問題を質疑応答形式でお答えします。
お誘いをいただいているお店の経営状態が不安です。
昨年の春、長年勤めた外資系ホテルを早期退職制度のもと退職しましが、1年間仕事に就くことができません。そんな折り、紹介会社から繁華街の高級レストランの支配人職を紹介されました。ソムリエの資格を持つ私には最適な場所だと思えます。さらに創業者からは、「将来は社長に」と言われ、入社当初から運営を一任してくれるというのです。しかし、いつ訪問しても客足が少なく、経営状態に不安を感じます。どうすればよいでしょうか?(シニアソムリエ 53才/既婚)
ストレートに質問し、リスクをとることも必要。チャレンジしてみよう!
- 丁寧に質問しよう
外から眺めているだけでは判らないこともあります。また、貴方の観察のように経営難なのかもしれません。しかし、どちらにしても創業者に直接問いただすことが必要です。真摯に答えてもらっても、そうでなくても、その回答次第で貴方がチャレンジすべきか否かが分かります。
- 「肩書き」になびいてはいけない
一方、悩んでいるの理由の1つが「社長に…」ということなら、そのことは割り引いて検討してください。将来のことはどうなるか分かりませんし、万が一、会社が火の車になったら、貴方はそれを背負えるのでしょうか?『社長』という響きや肩書きに負けて仕事を選ぶことはやめましょう。 - いつまでもチャレンジャーでいよう
今の貴方の足元を見てください。1年間仕事がなく、選んでいる場合ではありません。奥様を養うことも、自らの気持ちを奮い立たせることも必要です。何もしなければ報酬は一円も入ってきませんが、一歩踏み出せば、仕事も、そして、自分で運営できる環境も、そして、もしかしたら本当に社長になるチャンスが巡ってくるかもしれません。慎重であることはもちろん必要ですが、前進することを考えるべき時だと思います。健闘を祈ります。その後の報告を待ってます。
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