飲食業界で働く方の多くが目標にする「独立開業」。
独立すると決めてから実際経営に至る中で起こる問題を質疑応答形式でお答えします。
素通りするお客様を店に呼び込むにはどうすれば良いですか?
私自身が全くの無名で、顧客もなく、土地勘のない場所に出店した脱サラ経営者です。居抜きの店は小綺麗なのですが、お客様は素通りしてしまいます。どうすれば良いのでしょうか?(創作居酒屋経営/52才/男性)
まずは、外観を大きく変えてしまいましょう!
居抜きの小綺麗なお店…言い換えれば平凡なお店とも言えます。そして、ブランドもなく、固定客もいないなら思い切った「外科的手術」が必要になります。強いインパクトで道行く人の目を引き、中を覗き込ませ、振り返らせる。そんな風に店構えを変えなくてはなりません。本当の意味で「個性的」にする必要があります。
- (1)看板で目を惹きつける
ありきたりのメニュー表示ではダメです。あなたの魂の叫びを記してください。どうして美味しいのか、何にこだわっているのか。でも、絞り込みと簡潔さが必要です。そして、見やすく伝えてください。
- (2)店の外装で興味を持たせる
暖簾や店名表示、ドアや窓ガラスなど、手をかけられるところは思い切ってデザイン変更しましょう。知名度のない店舗はインパクト勝負を仕掛けるべきです。センスとユーモア、ウィットのあるカッコイイデザインがいいと思います。もちろん、清潔感は不可欠です。 - (3)内装で驚かせる
看板と外装に目を惹かれ、期待が高まるお客様をさらに驚かせるために「内装」も手を入れたいところです。「えええーっ」とか「なるほど~」とか何かしらの驚きを与えることがポイントです。 - (4)料理で納得させる(感動させる)
うわべだけを着飾っても中身がしっかりしていないと見透かされてしまいます。メニュー名や盛り付け、そして味には徹底的にこだわってください。感動まで行かなくても「うん、これはアリだ」と納得させるところまでもっていきましょう。 - (5)店を出る際にはお土産話を持たせる
看板・店内外装・料理で納得させたら、それらを口コミさせるべく、記憶に残るようなサービスやビジュアルを用意してみてはいかがでしょうか?つい人に言いたくなるような「サムシング」があれば、口コミが広がります。
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