飲食業界で働く方の多くが目標にする「独立開業」。
独立すると決めてから実際経営に至る中で起こる問題を質疑応答形式でお答えします。
スタッフに会社のビジョンを伝えるにはどうすればいいですか?
将来会社を大きくしたいので、最初からビジョンなどをしっかりと作ろうと思います。
スタッフに私の想いを明確に伝えるためにも必要だと思いますが、どのようにすればよいでしょうか?(居酒屋開業準備中/30才/男性)
社会性、普遍性、わかりやすさに加え、
創業者の情熱とオリジナリティを明確に示しましょう。
図は、経営方針を示す概念図です。 このフレームに照らし合わせてあなたの事業にかける熱い想いや目指す道筋を示してみましょう。
(1)MISSION/ミッション
使命、目的、役割、存在意義。あなたの事業で貢献したいこと、あなたの目的。
例)喜びを分かち合う外食機会を提供し、京野菜の魅力を世界に轟かせ、豊かな京都の食文化を創造する。
(2)VISION/ビジョン
目標、夢、志、方向性。より具体的にこうなりたいという目標。
例)3年後に5店舗5億円、5年後に15店舗20億円、10年後に50店舗75億円を成し遂げ、外食産業の風雲児となり、社員にも豊かな生活をもたらす。
(3)CONCEPT/コンセプト
価値観、あり方、姿勢、他社と大きく差別化するところ、あるべき姿の具体的イメージ。
例)京都の味わいを世界へ「京野菜・ジャパニーズ・キュイジーヌ」
(4)STRATEGY/戦略
競争優位を確立するために到達する方向性、資源をどこに集中させるべきか。会社として今何をするべきか。つまり、勝ち抜くための基本的枠組み。
例)京野菜の流通改革(低価格仕入)、京都アンバサダー(ファン作り販促)、他
(5)TACTICS/戦術
戦略で示したゴールに到達する具体的な方法。
例)京野菜の店頭マルシェと即興調理イベント化、インターネットによるアンバサダーのオススメ情報発信、他
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