飲食業界で働く方の多くが目標にする「独立開業」。
独立すると決めてから実際経営に至る中で起こる問題を質疑応答形式でお答えします。
サラダ専門店で利益を出すことはできるのでしょうか?
今話題のサラダ専門店を開業予定です。しかし、商品構成に不安があります。サラダだけで集客・売上・利益確保できるでしょうか?(サラダカフェレストラン/33才/女性)
サラダ以外の周辺メニュー、アルコールやおつまみなどが不可欠です!
高品質でヘルシーな美味しい野菜メニューが中心商品である事に間違いありません。しかし、一般的にサラダを主食とする傾向はまだ弱く、それだけで店舗収益を確保するのは難しいのも事実です。そこで、以下のような周辺メニューや飲料を揃えてお客様の選択肢を広げるとともに、「定食屋」ではなく「サラダビストロ」のポジションを目指すことをオススメします。
- (1)サラダへのこだわりはわかりやすく
オーガニック/無農薬/契約農家などの要素や所縁などを訴求します。主食となりうる理由(カロリー/グラム数/栄養素/他)を強調しても良いでしょう。また、生野菜だけでなく、焼いたり蒸したりと様々な調理方法で野菜の美味しさを引き出しましょう。
- (2)サラダに合わせるスープやデザートなどをラインナップ
サラダを美味しく食べる副菜を豊富に用意して、組み合わせの楽しみを提供します。 - (3)サラダ以外のメインディッシュも用意
グループ客の中にはサラダ以外を食べたい方もいるかもしれません。サラダ以外に主食になるメニューを2、3用意します。 - (4)アルコールや飲料とそれに合わせた魅力的な料理のラインナップ
夜はアルコールで利益を確保するのが定石。それに合わせたおつまみは野菜以外に厳選した(豊富な)メニューを用意します。コーディアルソーダやスムージーなどミクソロジー系のヘルシー飲料は人気のドリンクです。また、野菜だけではおつまみにならないと考える方が多いのも事実。アルコールに合わせてビストロのような定番・気軽な料理も欲しいところです。 - (5)お肉もしっかりと用意する
免疫力を高めたり、体を作るのに重要な働きを持つタンパク質をお肉から摂取する人は多いと思います。サラダビストロとしても野菜以外にお肉やお魚など、厳選されたビストロメニューをラインナップすることでディナー客にも対応できます。
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